血液検査からみる不調改善:γ-GTP編

血液検査の数値から、体の不調を改善するヒントを項目別に解説するシリーズの第2弾です。
今回は、肝臓の酵素であるγ-GTP(ガンマGTP)について解説します。
ご自身に当てはまりそうな内容があれば、ぜひ最後まで読んで参考にしていただけると嬉しいです。
第1弾のASTとALT編もあわせてご覧ください。
※この記事は、食事や生活を見直すための情報です。数値の判断や診断は医師が行うものです。健康診断で要精密検査・要治療と言われた方、通院中の方は、必ず医師の指示を優先してください。
γ-GTPとは?
私たちの体の中では、毒素になるものが発生すると、グルタチオンというタンパク質がそれを処理してくれます。
γ-GTPは、このグルタチオンを分解する役割を持つ酵素です。体に良くないものが入ってくるとグルタチオンが増え、それを分解するために、γ-GTPも一緒に増えるという仕組みです。
「毒素」といっても、毒物を口にしているわけではありません。代表的なのはアルコールです。アルコールが分解されるときにできるアセトアルデヒドは、体にとって良くないものです。そのため、お酒をたくさん飲む方はγ-GTPが上がりやすくなります。
健康診断の結果用紙では、「γ-GT」や「GGT」と書かれていることもあります。
アルコール以外でもγ-GTPは上がる
γ-GTPが上がる原因は、アルコールだけではありません。肝臓に炎症が起きているときも、γ-GTPは上がりやすいと言われています。
アルコール以外で肝臓の炎症の原因になりやすいのが、果糖や精製糖のとりすぎです。
- 果糖ぶどう糖液糖
- 砂糖
- 小麦
こうしたものを過剰にとっていると、肝臓に負担がかかって炎症が起こり、γ-GTPが上がる傾向があります。
このあたりは、ASTとALT編でお話しした内容と同じです。脂肪肝がある方は、γ-GTPも上がりやすい傾向にあると考えられます。
γ-GTPの基準値と最適値
病院で使われる基準値と、Healthyが栄養コンサルティングで目安にしている「最適値」は、次のとおりです。
| 基準値 | 最適値 | 警告値 | 危険値 | |
|---|---|---|---|---|
| γ-GTP | 男性 10〜50 女性 9〜32 | 15〜20 前後 | 50〜100 | 100を 超える |
病院では、基準値の範囲を超えていなければ、基本的には「問題なし」と言われます。一方でHealthyでは、基準値内であっても最適値に近づけることを目指して、食事のアドバイスをさせていただいています。
最適値をはみ出している場合
15〜20前後をはみ出しているときは、「果糖や砂糖、小麦をもう少し減らせるかもしれない」「アルコールを減らせるかもしれない」という視点で、食事のアドバイスをさせていただいています。
50〜100の場合(警告値)
肝臓にかなり炎症が起きている可能性があります。そろそろ対策をしないとまずい段階です。
100を超える場合(危険値)
アルコールや、砂糖・小麦などの吸収の早い糖質は、今すぐ控えて対策を打ちたいところです。脂肪肝を超えて、肝炎や肝臓がんといった重い病気につながる可能性があります。
※50・100を超えている場合は、まず医療機関を受診してください。お薬の影響や胆道の病気など、食事以外の原因で上がることもあります。
γ-GTPが低い場合に考えられること
γ-GTPは、数値が低すぎる場合にも体からのサインが隠れていることがあります。
① タンパク質が足りていない
γ-GTPもタンパク質からできている酵素です。そのため、タンパク質が少ない(低タンパクの)状態の方は、γ-GTPも低くなりやすいと考えられます。
② ビタミンB6が足りていない
タンパク質をとっていても、酵素を働かせるために必要なビタミンB6が少ないと、γ-GTPは低くなりやすくなります。
③ 腸内環境や消化に問題がある
ビタミンB6は腸内細菌によっても作られます。そのため、B6が少ない場合は腸内環境が悪いのでは?という見立ても立てられます。
ビタミンB6のサプリもとっている、タンパク質もしっかりとっている。それなのにγ-GTPがなかなか上がらない場合は、腸内環境が悪いか、消化がうまくいかず、タンパク質がそもそも吸収されていない可能性もあります。
消化については、腸活の前に胃を整える話もあわせてご覧ください。
ALT・γ-GTP・BUNはそろいやすい
γ-GTPの数値は、ALTやBUN(尿素窒素)の数値と、ほぼ同じくらいになるケースがよくあります。健康的な方ほど、この3つの数値がだいたいそろってくる傾向があります。
はっきりした理由は分かっていませんが、こうした傾向があることは知っておいて損はありません。
💡 ここがポイント!
ALTが15以下、γ-GTPが10以下、BUNが10以下のように、3つともそろって低い場合は、低タンパクや低栄養の状態が考えられます!
γ-GTPを下げるには
γ-GTPを下げたい場合の対策は、とてもシンプルです。
- アルコールを減らす
- 果糖や砂糖を減らす
- 小麦を減らす
お酒との付き合い方は、お酒と栄養の話|お酒好きのための「体をいたわる飲み方」でも詳しくお話ししています。
我慢しすぎず、置き換えるという選択肢
とはいえ、甘いものやパン、麺類を食べたいという気持ちは、もちろんあると思います。そんなときは、次のように置き換えるのも一つの方法です。
- パンや小麦製品:全粒粉や米粉のものに変えてみる
- パスタやラーメン:お蕎麦に変えてみる
- 甘いもの:砂糖の代わりに、血糖値が上がりにくい甘味料を使ってみる
砂糖の代わりに使いやすい、低GIの甘味料には次のようなものがあります。
- 羅漢果(らかんか)の甘味料:ウリ科の果実から作られる甘味料。砂糖と同じ感覚で料理やお菓子に使えます
- ステビア:南米原産の植物から作られる甘味料。少量でもしっかり甘さを感じられます
- エリスリトール:果物や発酵食品にも含まれる糖アルコール。血糖値にほとんど影響しないと言われています
- 希少糖(アルロース):自然界にわずかに存在する糖。砂糖に近い味わいで、血糖値が上がりにくいのが特徴です
※アガベシロップやはちみつは血糖値が上がりにくいと言われますが、成分の多くが果糖です。果糖は肝臓の負担になりやすいので、γ-GTPが気になる方は控えめにしておきましょう。エリスリトールなどの糖アルコールは、たくさんとるとお腹がゆるくなることがあります。
もちろん、パスタやラーメンとお蕎麦では味も違いますし、食べたい気持ちもまったく別物だと思います。そこは、ご自身の数値と相談して決めていただければ大丈夫です。
たとえばγ-GTPが30くらいであれば、脂肪肝もそれほど進んでいないと考えられるので、たまに食べるのは問題ないと思います。
ですが、中にはγ-GTPが3桁になってしまう方もいます。そこまでいくと、さすがに対策が必要です。いざというときのために、代わりに食べられるものを考えておくのもおすすめです。
戸田市・蕨・川口市の皆様へ
Healthyでは、食事のアドバイスをする前に血液検査の結果を拝見しています。γ-GTPのように、健康診断では「異常なし」と判定される範囲の中にも、体の状態を知る手がかりがたくさんあるからです。
お手元の健康診断の結果をお持ちいただくか、戸田市内の提携医院で採血していただくこともできます。ジムに通っていない方向けに、オンラインで結果を解説する栄養コンサルティングもご用意しています。
※数値の判断や診断は医師が行うものであり、Healthyは食事を組み立てるための手がかりとして結果を拝見しています。
よくあるご質問
- お酒を飲まないのにγ-GTPが高いのはなぜですか?
-
γ-GTPは、アルコール以外に肝臓の炎症でも上がりやすいと言われています。果糖ぶどう糖液糖や砂糖、小麦などのとりすぎで肝臓に負担がかかっている場合や、脂肪肝がある場合にも上がることがあります。
- γ-GTPは低いほうがいいのですか?
-
低すぎる場合も注意が必要です。タンパク質やビタミンB6の不足、腸内環境の乱れや消化・吸収の問題が考えられます。Healthyでは15〜20前後を目安にしています。
- 基準値内なら気にしなくていいですか?
-
病院の基準値は「病気かどうか」を見分けるためのものです。疲れやすい・痩せないといったお悩みがある場合は、基準値内でも最適値(15〜20前後)から外れていないかを見ると、食事を見直すヒントになることがあります。
- ALTやBUNと一緒に見たほうがいいのですか?
-
はい。健康的な方ほど、ALT・γ-GTP・BUNの数値がだいたいそろう傾向があります。3つともそろって低い場合は、低タンパクや低栄養の状態が考えられます。
まとめ
- γ-GTPは、体の中の毒素を処理するグルタチオンを分解する酵素です
- 上がる主な原因はアルコールと、果糖・砂糖・小麦のとりすぎによる肝臓の炎症です
- 病院の基準値は男性10〜50、女性9〜32。Healthyが目安にしている最適値は15〜20前後です
- 50〜100は警告値、100を超えたら危険値。まずは医療機関を受診してください
- 低すぎる場合は、タンパク質やビタミンB6の不足、腸内環境や消化の問題が考えられます
- ALT・γ-GTP・BUNがそろって低いときは、低タンパクや低栄養のサインかもしれません
- 下げるには、アルコール・果糖・砂糖・小麦を減らすこと。全粒粉や米粉、お蕎麦、低GIの甘味料への置き換えもおすすめです
次回も、血液検査の項目をひとつ取り上げてお話しします。お手元の健康診断の結果と見比べながら読んでみてください。
Healthyは戸田公園駅が最寄りの女性専門パーソナルジムです。蕨・西川口・戸田・北戸田からバスでお越しの方、お車でお越しの方もいらっしゃいます。40代からの姿勢改善とダイエットのご相談を承っています。
あわせて読みたい
Healthyについて
公式LINEご登録で初回体験が70%OFF!
戸田公園のパーソナルジムHealthyでは公式LINEに登録すると初回体験が70%OFFになります。
通常120分で11,000円(税込)の初回体験が70%OFFの3,300円になるクーポンを公式LINE登録でプレゼントしています。
さらに、体験当日のご入会で
✔︎ 初回体験0円
✔︎ 入会金0円(通常11,000円)
✔︎ ソイプロテイン1ヶ月分
をプレゼント中!🎁
また定期的に公式LINE限定のコラムやキャンペーンの配信も行っておりますので、今すぐにご入会を検討している方でなくても登録だけでもする価値あると思います。
こちらのボタンからご登録ください↓↓
“お客様の人生に伴走する、健康面のバディ”
女性専門パーソナルジムHealthy戸田公園
<住所>
〒335-0011
埼玉県戸田市下戸田1-7-7
(青い一軒家の1Fになります)
<電話番号>
080-3563-2636
※お客様対応中は出られませんので、留守番電話もしくはSMSでメッセージをいただけると幸いです。
※営業電話NG。どうしてもという場合は事前にSMSにてご用件をお知らせください。
<各種SNS>
Instagram
https://www.instagram.com/healthygym_toda2023/
Threads
https://www.threads.com/@healthygym_toda2023
YouTube
www.youtube.com/@daichan_healthygym
公式LINE(1番連絡が取りやすいです)
https://form.lmes.jp/landing-qr/1661259716-dAyEymM9?uLand=28gt0p
戸田市 | 戸田公園 | 戸田パーソナルジム | 戸田市パーソナルジム | 戸田公園パーソナルジム
