尿酸値が低いと疲れやすい|風邪が長引く人の栄養の整え方

尿酸値が低いと疲れやすい|風邪が長引く人の栄養の整え方

結論:風邪をひきやすい方は、尿酸値が「低すぎる」かもしれません

「疲れが取れない」「すぐに風邪をひく」「ひいたあと長引いてしまう」「免疫力が落ちているのかもしれない」。

戸田市・戸田公園の女性専門パーソナルジムHealthyでも、このご相談はとても多くいただきます。そして健康診断の結果を拝見すると、ある項目が共通して低く出ていることがあります。

尿酸値です。

尿酸と聞くと「痛風」「下げないといけないもの」という印象が強いと思います。実際、健康診断で高いと指摘される方は少なくありません。

ですが尿酸は、体内でもっとも強い抗酸化物質のひとつでもあります。高すぎるのが困るのと同じように、低すぎても体は守られません。

この記事では、尿酸値が下がる理由と、食事で適正な範囲に戻していく考え方をお伝えします。病院で風邪薬をもらって症状を抑えるだけでなく、「なぜ毎回ひいてしまうのか」を身体の内側から見ていくための選択肢として読んでいただけたらうれしいです。

※この記事は食事を考えるための情報です。数値の判断や診断は医師が行うものです。服薬中の方、腎臓や肝臓の治療を受けている方は、必ず主治医の指示を優先してください。

尿酸は「下げるもの」ではなく「ちょうどよく保つもの」

尿酸の役割は、体内で発生した活性酸素を受け止めることです。血液中の抗酸化力のうち、かなりの割合を尿酸が担っています。

そのため高すぎても低すぎても、どちらも身体にとっては不利になります。Healthyが食事を組み立てるときに目安にしているのは、次の範囲です。

一般的な基準値3〜7 mg/dL
目安にしたい値4.5 前後
気をつけたい値4 未満 または 7 以上
とくに注意したい値3 未満 または 8 以上

ここで知っておいていただきたいのは、尿酸値が3.5でも健康診断では「異常なし」と判定されるということです。健康診断の基準値は「病気かどうか」を見分けるためのもので、下限ぎりぎりでも引っかかりません。

つまり「健康診断は問題なかったのに、疲れやすい・風邪をひきやすい」という状態は、十分に起こり得ます。

尿酸値が下がる理由は、大きく2つ

尿酸は「作られる量」と「出ていく量」のバランスで決まります。低く出ているときは、どちらかが崩れています。

理由①:出ていく量が増えている

腎臓の働きが落ちている場合や、服用しているお薬の影響で尿酸の排出が増えている場合です。

このケースでは、食事を変えることよりも、もとの病気やお薬の調整が先になります。尿酸が低いことで今すぐ強い不調が出るわけではないので、主治医の治療に集中していただくのが優先です。

理由②:作られる量が減っている

こちらが、Healthyでご相談をいただく方に多いパターンです。原因は食事と生活にあります。

  • タンパク質が少ない食事
  • 炭水化物を抜いている食事
  • 慢性的な低栄養・低血糖
  • 肝機能の低下(エネルギーを作る力が落ちると、結果的に炭水化物不足と同じ状態になります)

並べてみると、見覚えのある方が多いのではないでしょうか。「糖質を抜く」「カロリーを減らす」というダイエットを長く続けてきた方は、理由②に当てはまりやすいです。

尿酸は、体の材料が十分にあってはじめて作られます。材料が足りていない身体は、抗酸化のための在庫を持つ余裕がありません。

カロリーを下げすぎることで何が起きるかは、「1,000kcalで痩せる」は40代に通用しませんでも詳しくお伝えしています。

「疲れが取れない」「風邪をひきやすい」とつながる理由

尿酸値が低い状態は、言い換えると身体を守るための持ち駒が少ない状態です。

さらに、尿酸が低く出る背景(タンパク質不足・炭水化物不足・低血糖)そのものが、疲れやすさと直結しています。

  • タンパク質が足りないと、粘膜や抗体の材料が不足します
  • 炭水化物が足りないと、細胞がエネルギーを作れません
  • 血糖値が不安定だと、睡眠が浅くなり回復が進みません

この状態で風邪をひくと、治るまでに時間がかかります。そして治りきらないうちに次をもらってしまう。「いつも風邪をひいている」という方の多くは、免疫が弱いというより、回復するための材料が足りていません。

風邪薬は、出てしまった症状をやわらげるためのものです。ひく回数そのものを変えたいのであれば、見るところが変わります。毎回の対処に加えて、材料のほうを整えておくという選択肢を持っていただきたいのです。

尿酸値を適正に戻すために、食事でやること

理由②に当てはまる場合、やることは「尿酸を増やす食べ物を探す」ことではありません。身体がきちんと働ける状態に戻すことです。具体的には次の6つです。

項目目安
カロリー最低でも体重×30〜35kcal
体重50kgの方なら1,500〜1,750kcal
炭水化物1日150〜180g以上
タンパク質1日 体重×1g以上
体重50kgの方なら50g以上
マグネシウム1日400〜500mg
低血糖の予防食事を抜かない。空腹の時間を長く作らない
肝臓の負担を見るASTからALTを引いた差が5以上なら、ビタミンB6不足の傾向

炭水化物150〜180gは、ごはん茶碗1杯(150g)が約55gなので、1日3食でごはんを普通に食べる量です。特別に増やす必要はありません。「抜いていた方が、抜くのをやめる」だけで届きます。

マグネシウムについてはマグネシウム足りていますか?、低血糖については食後すぐ眠くなる人は要注意?「機能性低血糖」とダイエットの関係でそれぞれ掘り下げています。

同時に目指したい血液検査の数値

尿酸だけを見ていても、整っているかどうかは分かりません。Healthyでは次の項目を一緒に確認します。

検査項目目指したい値この値が教えてくれること
空腹時血糖90〜95 mg/dLエネルギーが足りているか
HbA1c5.2〜5.3%血糖の安定度
中性脂肪80〜100 mg/dL食べた量が足りているか

いずれも「低ければ低いほどよい」と思われがちな項目です。ですが低すぎる場合、食べる量が足りていないサインとして読みます。尿酸値が低い方は、これらも一緒に低く出ていることが多いです。

※検査は提携する医院で受けていただくことも可能です。数値の判断や診断は医師が行うものであり、Healthyは食事を組み立てるための手がかりとして結果を拝見しています。

逆に、尿酸値が上がりすぎる理由も知っておく

「低いならたくさん食べればいい」という話ではありません。上がりすぎる側の要因も知っておくと、ちょうどよく保つ感覚がつかめます。

  • 肥満、または痩せすぎ(どちらもインスリンが効きにくい状態になります)
  • 果糖のとりすぎ(清涼飲料水、果糖ぶどう糖液糖)
  • アルコール
  • ストレス
  • 腸内環境の悪化
  • ビタミン・ミネラル不足(とくにマグネシウム、亜鉛、ビタミンD)
  • 食物繊維不足
  • アルカリ性食品の不足(野菜、果物、海藻、大豆製品、きのこ類)

意外に思われるのは「痩せすぎ」も要因になるところです。尿酸は高くても低くても死亡率が上がるという報告があり、極端な食事をしている方は、どちらにも振れやすいと考えていただくとよいと思います。

また欧米型の食事は酸性に傾きやすく、内臓に負担がかかります。野菜・海藻・大豆製品・きのこを意識して足すだけでも、バランスは変わります。

お酒との付き合い方についてはお酒と栄養の話|お酒好きのための「体をいたわる飲み方」もあわせてご覧ください。

戸田市・蕨・川口市の皆様から、同じご相談をいただきます

Healthyには戸田市内だけでなく、蕨・西川口・川口・北戸田のあたりからも通ってくださる方がいらっしゃいます。そして「疲れ」のご相談では、だいたい同じことをおっしゃいます。

  • 「健康診断はいつも異常なしなんです。でも疲れが抜けません」
  • 「毎年冬になると、必ず2回は寝込みます」
  • 「風邪をひくと、咳だけ1ヶ月残ります」
  • 「病院に行って薬をもらう、をずっと繰り返しています」

こうした方に、Healthyではまず血液検査の結果を拝見します。尿酸、血糖、中性脂肪、総蛋白、AST・ALT。この並びを見ると、その方の身体が「足りている」のか「削られている」のかが見えてきます。

そのうえで食事を組み立て、マシンピラティスと筋力トレーニングで動ける身体を作り、睡眠を整えていきます。減らすのではなく、足りないものを足して、不要なものを取り除く。これがHealthyのやり方です。

疲れやすさを「年齢のせい」で終わらせてしまうのは、少し早いと思っています。

よくあるご質問

尿酸値が低いと言われたことはありません。どうすれば分かりますか?

健康診断の結果用紙に「尿酸」または「UA」として載っています。基準値内であれば指摘されないので、ご自身で数字を見ていただくのが確実です。4を下回っていれば、この記事の内容が当てはまる可能性があります。

プリン体の多い食品を食べれば、尿酸値は上がりますか?

食事由来のプリン体が尿酸値に与える影響は、体内で作られる分に比べると限られています。レバーや魚卵を増やすより、カロリー・炭水化物・タンパク質をきちんと満たすほうが先です。

痛風の薬を飲んでいます。食事で調整していいですか?

必ず主治医にご確認ください。お薬で尿酸をコントロールしている場合、自己判断で食事を大きく変えるのは避けていただきたいところです。Healthyでも、服薬中の方は医師の方針に沿った範囲でご提案しています。

どのくらいで数値は変わりますか?

食事を整えてから、次の血液検査で変化が見えてくるまで3ヶ月程度を目安にしています。ただし数値より先に、朝の目覚めや日中の疲れ方が変わってくる方が多いです。

まとめ

  • 尿酸は体内で最も強い抗酸化物質のひとつ。高すぎても低すぎても身体は守られません
  • 目安は4.5前後。4を下回っていても、健康診断では異常なしと判定されます
  • 低く出る原因は「排出が増えた」か「作る量が減った」か。前者は治療が優先、後者は食事で整えられます
  • やることは、カロリー・炭水化物・タンパク質・マグネシウムを満たすこと。尿酸を増やす食材を探すことではありません
  • 風邪をひく回数を変えたいなら、材料のほうを見る。対処だけを繰り返さない選択肢があります

「毎年同じことを繰り返している」と感じているなら、一度ご自身の数字を見てみてください。戸田市・戸田公園で、今の身体に何が起きているかを一緒に確認するところから始めます。

Healthyは戸田公園駅が最寄りの女性専門パーソナルジムです。蕨・西川口・戸田・北戸田からバスでお越しの方、お車でお越しの方もいらっしゃいます。40代からの姿勢改善とダイエットのご相談を承っています。


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この記事を書いた人

女性専門パーソナルジムHealthy代表(埼玉県戸田市・戸田公園)。パーソナルトレーナー10年目、約400名を指導。40代以降の女性の姿勢改善とダイエットを専門に、血液検査をもとにした栄養指導を行っています。

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